薄っぺらい言葉 褒めれば動くと思われる世代 そんな忘れてしまいたい時代
悔しさをどこかに置いてきて映る合わせ鏡 それは自分も同じ穴の狢だ
互いに伝わる その笑顔は嘘だ 必要なのは 背景に見えている けだるさの同意だ
今思えば そんなモノはすぐに捨ててしまえばよかった
悪いモノは悪い まずいモノはまずい 嫌いなモノは嫌い 自分についた嘘の積み重ねは明日を濁らせる
歩いているのか 走ってどこかに行きたいのか
ぬかるんだような毎日が少しずつ包み込んでくる
いつのまにか 見えなくなった足下を見つめながら移った自分の姿には顔がなかった
息は感じる 虚像に感じた行き交う人達には見えているようだ
みんな通り過ぎれば ただの1人 ただそこに自分がいるだけ
立ち止まった自分に最適化された広告が通知される
どうも。
自分の事を考えてくれているのは 消費に詳しいどこかのマーケティングツールだけのようだ
みんなで一緒とか みんな同じ考えとか嫌い だからあなたには最適のコレが似合いますよと
素直に受け止めてきた結果で起きた ドラマや映画のような虚像と裏切りの世界
ここは 自分が感じる豊かさとは別に 皆が同じ境遇を分かち合うことで均衡している社会のようだ
ゲームと違って押すこと出来ないリセットボタン 本当はどっかにあるんじゃ無いのか?
そんなことを考えて誰かに言えば 明日から傷心リストの仲間入り そんな会話だけ人は覚えている
朝日が差す街路樹 気持ち悪さが止まらない もういいか
行き先はコッチじゃない そんなセリフみたいなことを 心で言ってみて
自分の好きなモノだけで囲まれた世界 探すのは自由 誰かに言う必要もない
好きなモノは好き 自分の好きな時間だけを少し過ごしたい
そんなこと誰だって思っているとか考えながら 眠れない夜を過ごして 朝日にしがみついている