夢というのは心の中にも存在している大事なモノ それは誰もが無意識に
でも それが何なのか 夢とは何なのかということも分からない
他人の心は理解できない みえるものは感情で 信じることができるだけ
自然なことだからだ 信じているものを捨てることができない
感情とか それは 思い出とか 胸が押しつけられるような何か 穏やかな時間
それが流動的に変化するストーリーのような 事実 それは常に自分たちの心の中にも存在している
覚めるとき 微かな音楽が近くに聞こえて来る
世界中の誰かが 新しい一日を始めるために奏でている音楽と光
毎日は 何度も何度もこの音を聴き続けて 幾千年もの時代を経て 耳を傾け続けてきた
誰も聴くことのできない自分だけの曲 出来事や物事に左右されることはなく
でも それはあまりにも長く あまりにも複雑で 何かから覚めてしまうような
揺れ動く価値観は 本当の意味で変化するのを感じることを拒み 明日も理由無しに笑ってごまかす
この社会において 人間っていう姿があるだけで どんな価値を持っているのか 言葉や行動で 僕らは価値を見付けようとする
でも 自分の夢は時に無意味だと思ったりする 必要も無さそうに 自分の名前が誰かに伝わるように
正しく書き写した未来を実現できるなら 生涯の過酷さに生まれた想い出を残して 心の中に
嘆くような 辛い顔で誰かに終わりを見届けられるくらいなら 世界で最高の演奏者 僕はピアニスト
毎週 月曜日の主役 指先を広げて 次は手を握る 泣き出しそうな表情に変わる自分を見逃さないように
感情のすべてが誰かが書いたかもしれないシナリオで切り取って写し出すように
遠くにみえるような空から 知らない町の名前を通り過ぎる
生まれてからずっと一緒に弾いてきた 自由に弾ける演奏の姿は僕だけしか知らない
夢を聞かせる音楽家 心の中にしかないモノを 決して忘れてはいけないこと 自分が取り戻せる唯一の