寄留と身を寄せ 歩き思いを馳せる渋谷のスクランブル交差点
先に分かれた分岐点 濁流のような情報は 絶佳に咲く一輪の花が僕を救った
歩きながら少しずつ気付く自戒 路銀の片隅に生きる僕のそばで懇倒に話す貴方の言葉は
隻影と知る世界が乱暴な真実だと言うことを教えてくれた
鬱に貸せる感情はもう無くなった 自分を知るのが嫌になった 欲にまみれた世界
きれい事は全部胸にしまった 出来上がった綺麗な等高線は いつも僕が見ていた景色の色を変える
葉状のように広がる人々の人生が 行き着く先に何があるのかを知りたがって生きている
知らない方が幸せでいられることが多い世界は いつから虚栄にまみれた言葉を僕らに植え付けたのだろう
何も考えないほうが幸せじゃないか いつからそんな人生になった 抗うことに意味をなさぬ錯覚
もう自分では気づけない 誰も声はかけてくれない その中にみえる一輪の花
それだけが綺麗だと知った僕は 誰かを大切にすること本当の意味を知ることが出来ました
ありがとうとか 感謝をしてますとか そんなありきたりの言葉の意味ではなく
ただ生きていくという意味をどこにおいておけば良いかを教えてくれました
体裁のよい言葉で埋もれた関係の中で過ごす 錯綜とした世界でも見えている
世の中は 名前さえ出さなければ何でも言えると勘違いしているらしい
言葉は行き先がなければ 一人歩きをして通り過ぎる全ての人に違う意味を置いていく
それがわからないから情報は濁流という そしてそれはひととせの時を超えていまだ喧騒になる
久遠に浮かび見える景色の意味を絶望から希望に変える言葉は
僕が見なくてもいいものを教えてくれました