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一年

一月は、そうですね。お正月ですから。おせちなど食べながら、色々な意味があるそうですよ。おせち。中身のことです。私なんかは意味も調べずに、好物だけ、箸でつまんで、本当はちゃんとした意味があるんです。ひとつひとつ書いていくと、これは大変ですから、Webでさっと検索して、少し覚えてみますか。私の好きなモノだけ。

二月は、月の終わり頃に、梅が咲きますね。見に行きましょうか。まだ、とても寒いですから、雪が降るときもありますし。暖かい格好で、きっと、梅の花に、そっと落ち着いている雪模様は、綺麗ですよ。最近は暖かい年になる月になることもありますから。どうでしょうね。楽しめる今を、写真に残しておきますか。

三月は、たくさんのハーブが芽を出して、中には少しだけ摘ませてもらって、ハーブティー。詳しいでしょ?私は淹れ方も何も分からないですから。教えてください。ただ、覚えるの大変そうですから、そうですね。やはり飲んで楽しむだけでいいかもしれません。いいですか?選んでもらって。

四月は、何といっても桜です。いいですよね。いや、いいですよねと言うのは、それくらい、言葉が出なくなるくらい綺麗ってことです。言葉にするのをサボっている訳ではありませんよ。本当に、これまでたくさんの人が文章で表現しているから、私はあまり繊細な言葉で語れませんが、ただ、風に吹かれてなびく桜の花びらは、そう、只々、きれいなんです。年をひとつ区切るなら、やはり、この桜が散るときがいいですね。

五月、私はあまり、花のことは詳しくはありませんが、天井を覆い尽くすような、藤の花、囲まれてみたいです。淡い紫色に陽の光があたると、何とも言えない不思議な色になります。藤色と言うには難しい色だと思います。和名で表現するにも中々、ですから、実際に見る価値があると思うんです。

六月は、紫陽花ですかね。梅雨に入りますし。葉っぱに当たる雨粒、そこから聞こえる優しい音色は、好きです。知っていますか?あじさいの葉ってね、少し堅いんです。次の季節に、紫陽花の葉に触れてみてください。触れるだけなら、葉は大丈夫です。楽しめるんです。雨が降るときの音って。少し大きめの、水を貯める場所があれば、睡蓮を合わせても良いかも知れません。

七月は向日葵。これはね、すぐに言えるんです。ヒマワリがスゴく好きで、だからこれだけ、いつも明るい方向を向いていますから。これも知っていますか?向日葵って夜になると少しばかり下を向くんですよ。これが可笑しくて。人間と一緒だと思うんです。やはり、希望が無いと元気が出ない。上をずっと向いているのは少し疲れますけれど、でも、前を向くなら、少し上を向くくらいが丁度良いでしょう。

八月は、そうですね、少し花のことから離れて、花火でも見に行きますか。最近は見る機会がないですからね。花火。何色が好きですか?でも、花火も結局、一瞬とはいえ、咲き誇る姿は名前そのものですね。いや、私は本当に花のことが好きなんだなと。何も知らないのにね。これも可笑しいでしょう?

九月は、定番ですね。ススキ、鈴虫、六月とは違う、今度は風の音を聞く季節です。小さな小ぶりの葉が多くて、なるべく柔らかい木々を植えて、育てるんです。葉の大きさと、硬さと、昔の人はどうやって、この風の音を作っていたんでしょうね。中々出来ないことですからね。時間が掛かります。

十月は、銀杏いちょうの葉が黄色く染まって、これもきれいです。目とね、耳で楽しめるんですよ。この時期になると。まあ、食べることが好きな事にしても、楽しみ方が色々あります。そういう意味では、一番、五感で季節が楽しめる時期ではないでしょうか。

十一月は紅葉ですから。先ほど申し上げたとおりですね。四季で言うと秋。この時期は、体が冷える冬の入り口になりますが、本当に楽しめます。葉の落ちる音、葉の落ちる小川、春にさく桜の花びらと同様に、楽しみ方、たくさんありますね。スマホでとりますか。私は自分の目で、よく見ておきますよ。

十二月は、私、そうですね。面白いと言う意味では、一年の中で最もだと感じています。色々な文化をこの一ヵ月で楽しみますから。忙しいでしょう。私は、そうですね。皆が楽しそうに食べているのを見るだけで大丈夫です。

さて、年を語るにしてもあっという間ですね。でもね、言葉ですから、そこには、きっとたくさんの一年が、ひとり一人にあるんです。私もそうです。今話したような、1年を意識する必要は全くありません。これは私の一年、いや、生涯でしたから。けれど、同じことを繰り返す。それが出来ることは幸せだと、私、思うんです。来年も同じ季節を楽しめるのかと。だから、体が動いて、自由に、大切な時間で。ずっとね、続くなら思い出にするよりよっぽど良いのですが。また来年も、季節を感じて、こうやって話してみたいですね。

YouTubeに朗読動画をアップしました

AI音声合成技術を用いた朗読音声を利用して、このページの作品を朗読動画にしてみました。

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著者

複数のブログサイト制作と運営、イラストデザイン、3DCG制作、エッセイや短編小説、私小説などの、色々なコンテンツを制作しています。