自分の人生を他人に委ねる毎日 後悔 いや 自愛という言葉で片付けたい
自分が何者なのか 大人になったら何になりたかったのか
今更と言ってはなんだけど 何になっているのかが分からないから
理解しようとする 真っ暗な世界 人生の終着点は無意識に渇望を刺激する
つぶされそうな毎日に 何の価値もないのかを考える
そんなに美しくもない期待は 今日を悔やむ自己正当化を助長する
今までやってきたこと 誰かのためにしてきたと思えること 他の誰かしてくれたこと
自分の人生に入ってきた他人の価値観に永遠はないと望郷に思いを馳せるように考える
何を得たのか 何を失ったかはどうでもよくて 自分が欲しいモノを知るための区別がつかない苦痛
笑顔を演じる毎日の中で 他人に善人を演じさせる事に 払われる対価
自分の人生が何であるかとか 誰かが知っているとは思わない
自分自身のことは 誰よりも前にこの道を歩み 委ねた価値観に後悔と自責を積み重ねてきた
普通とか当たり前とか一般的には そんなあやふやな価値観で動かされた人生
まるで宝くじでも買うかのように飛び込むその姿が ありもしないものに期待して失った希望とよく似ている
起き上がる 家を出る 満員電車に押しつぶされて 仕事に行く
自分自身を閉じ込めて身体だけ送りだす
疲れた顔を見ながら浴びるシャワー もっと自分の時間が欲しい 正直すぎて 嘘をつくきっかけにもならない
飢えや寒さを凌ぐ 愛の欠如 形のない必要なようなモノ全てが 買えるらしい
太陽が昇る瞬間を電車の中から見る毎日 帰るときには 車内の光で窓に反射して見える自分
出口がない洞窟のような真っ暗な背景に自分が映っている
それが普通だと思うことで 収まる気持ち 感情 それを「無くしている」というのだ
だから この人生では期待しない そんなことを考えながら今日が過ぎていく
一日一日を大切に とか思いながら