人生とは不思議なものです
忘れかけていた思い出は 痛む胸と協奏で
突然に気付く ありふれた日々に価値があって それがいつも通り過ぎていたことで
知ることは無情で 耳元で心臓の鼓動が聞こえる
いつも探していた人生の意味を 今さら知ろうとすることの無意味さに息をかけて
時間が戻らないという事の本当の意味を知る
手を繋ぎ 抱きしめ合い 存在を確かめ合うその行動は 情動ではなく
確かな物差しが平等に配られた証しであって 誰も触れることが出来ない砂時計
ひっくり返してみるかと言えば 嘲笑が聞こえてきて
毎日に後ろ指を指された僕は大人っていう常識を投げ返した
覚えた言葉の数が多くて 何を言おうか迷っている僕に
小さな頃に遊んだおもちゃの記憶 ずっと昔 あなたの記憶 懐うとき
「只々 それは過ぎていくのです」と理解した
何かを想うとか 喜怒哀楽のようなものではなくて 自分の道に転がっていた石ですら 生きていて
それは僕の歩いてきた道 みてきたそのもの
瞬く間に過ぎていくように でも鮮明で 明るくて 全てを照らしてくれる思い出