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置き去りの傘

協調性 作られる偶然を装った相づち

空っぽが好きか?と言われれば 首を横に振るふりをしていた

善意にみえる衝動は 舞台で踊る孤独な時間が経っていることに気づきを贈る

口上は本音で語られる言葉に耳を傾けさせず 不条理に並んだ現実に覆いかぶさる

見てみぬふりをしながら咎に向かう感情の行き先は 壊れて元に戻らない部品ばかり

気付いたときには交換されている休めない歯車 体裁の詰まった世界に嫌気が差した

「今日は午後から雨が降るから傘を持っていくといい」

社会では天気の変わり目が言えるようになると成功者側になるらしい

考えてみたら 答えのない価値観に振り回されてから何十年経ったのだろう

過去と他人は変えられないというが 自分を変えるほど大変な事もない

だから誰も本当に休める場所は知らない それだけは僕だって知っている

朝まで交わした互いを支え合う言葉を覚えていても 便りを繋ぐ友情みたいなものは幻想と知る

きっと明日は晴れるだろう 過ぎし心に覚えた言葉はきっとこれくらいのものなのだろう

そして耳を塞いだ 明日からは何も聞こえなくていい 両手はそのままに僕はその場に座り込んだ

また明日 それは誰にでも言える言葉 でも誰に言えるかは変わる言葉

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著者

複数のブログサイト制作と運営、イラストデザイン、3DCG制作、エッセイや短編小説、私小説などの、色々なコンテンツを制作しています。







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