生きることは苦ではなく 空虚だ
無に等しい感覚は生き延び 生きているとはいえないような真っ白な世界
階段を上る方法を知らずに 人生の形をしたパズルは難しくて
足元にあるものも見られないまま 与えられたものだけで 自分の立ち位置には気づけない
心を変えることができる多くのことを発見した方法で 僕は足が動く限り そしてもっと遠くまで行こうとした
地面はアスファルトでなくなり 深く情懐に感じる中で膝をついた
未来か 現実か いや夢は 思いもよらない人生になって僕を楽しませてくれる
目的意識もなく 日々の暮らしも定まらないまま過ごしてきた日々
過ぎていく毎日の生活は 丘の上を漂うように不安定で
今を続ける理由もなく 床を覆う光 毎日往復する路線
どのような過去を現在に運ぶのか 痛みを伴って生き続ける理由
誰も責める人はいない それを孤独という言葉で言い換えれば 全てが済むことで
ただ寂しいだけと 考えるために送る毎日は変わらないこということを知る
自覚がない苦悩 名前もなく お互いを傷つける必要もない
理由もなく 思い出せない日々は 人生に何を求めていたのか忘れさせてくれる
生きるための言い訳 叶うはずの嘘も 優しい言い方を学べなかったことも
自分の中の声もなく 毎日を諦めていた理由 それすらも知らないでいる理由
生きようと思ったこと いつも目の前にあったもの 生きるための言い訳
みつからなければ 自分を求めてくれる人の手を握るしかない そんなことを考えたこともあった
どうして自分を哀れむことだけができるのか 自分が知りたい価値はいつも誰かが決めている
望むものが簡単に手に入れられるように そんな非現実的と思える毎日は
どうも自分の価値を決める側では現実にすることが可能らしい
多くのものをもちすぎたとき 自分が持っているものを捨てるのは簡単で
でも 誰かの価値を捨てることは出来ない それは後になってどれだけ幸運なことなのかと知ることが出来た
人はいつも強くなれない 自分の思うように夢を見る勇気もない人だっている
毎日を最後の日のように生きようと思うことが 社会では成功の秘訣と言われているらしい
そこにないものは何だろう 感情とか愛情とか 言葉で言うには簡単なものだろうか
届きそうだった夢 正しいか間違っているかも分からない過去への恐れ
目的のないまま道標を辿る
塵になり 古くなった生きる価値のある人生