息がしずらくなって 微かな陽炎にみえた便りに向かって歩きつづける
僅かに残った隙間さえ 踏み入ればまた知らぬ誰かに搾取される日々
何かがおかしいと思えば被害妄想 背を向ければすぐに時代錯誤
救いがたい夜明けを繰り返し 果てにみえる希代の傀儡は音も立てずに全てを持ち去っていく
いったい僕が何をしたのか? 全くもって見当違いな勘違いの指摘はなく
持つ者に取り入った者が 持たざる者からこれ幸いと山くずし
乾いた砂に触れる指がひとつ 繋がるモノが無ければ円を描いて総崩し
黙って消えていけばよいのだと 自覚をするまで聞こえる協奏
何も聞く必要なく 静かに暮らしていくことさえ出来ない僕は 明日に見える太陽にさえ吐き気を覚えた
「こんなものだろう」とか「これでいいんだ」とか 諦めることを起点にした日々や価値観の狂騒
何が常識とか 何が正常とか 誰が決めた価値観か分からないモノに動く僕らの毎日は細く
支え合うにも ただ複雑に絡まる糸のようになるばかりの 綾取ごっこは有象に沈んでいった
「明日は良い日になりますように」 自分以外の人が幸せになれることを願える人はどれだけいるのだろう
そんなことを書いて駆けいれば 足をかけられ忘却が待つ孤独の仲間入り
どうせなら せめて眠りについたとき全部精算をして起こさないでくれ
そんな社会 こんな社会と愚痴をたれて下を向きながら喘ぐよりよっぽどマシだ
小さい頃に遊んだ砂遊び 覚えたて ひとりぼっちの遊び方