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25年物の小話

人が苦手なので、普段は、めったに会うことはしないのですが、たまたま、人づての連絡があり、25年ぶりくらいに会う方なので、たまには話してみようかと、もう何年も、埃を被ったYシャツだけを気分転換に着て、あとは、いつものジップがついたパーカーの袖に手を通し、似ている色のスウェットパンツを履いて、少しだけ、とは言え、一部、着ている物が違うだけで、いつもの散歩と同じようなもんです。

学校には、ほとんど行っていなかったので、正直、どんな話をしていたのか記憶も曖昧ですが、待ち合わせ場所に行く途中で、コンビニに立ち寄り、飲み物を買って、人に会うだけなのに、いつもより、少し喉が乾いた感じがして。そういう経験はありますか?ただ、誰かと会うだけで喉が渇く感じ。

待ち合わせ場所が、初めて行く場所だったので、少し戸惑いましたが、1番困ったのは、恥ずかしながら、お会いする方の顔をあまり覚えていないということです。そんな曖昧な記憶で会おうと思うのも、少し面白いと思って、それが、出かけるキッカケでもあったのですが。

それでも、人間ひとというのは不思議なもので、何となく、顔を見て、何か感じるんです。何か記憶というか、後頭部が少し温かくなる感じというか、そうやって人を見つけるのは、よくあることではないと思うので、貴重な経験をしたものだと。ただ、まあ、やはり、僕は、人は苦手です。

相手は、キリリとスーツに身を包んで、スリーピース。ベストの1番下のボタンは外し、着こなしに冴えた顔で、僕を見つめます。人は見た目が何割と言いますが、久しぶりに会うときも、それは同じようです。

まぁ、待ち合わせ場所は、言えば、なんというか、色々と高い場所なので、適当に決めた場所でも、それなりのところで、そんな場所で何を話したのかと言えば、身につけているモノをどうやって手に入れたのか、努力、才能、運、これら、小説の「地の文」しかり、情景描写。そのままこれも「小説」になるような物語を聞き、片手にある腕時計ひとつで、僕の年収を軽く超えてしまうようなものに、どうやって辿り着くのか。

そんな話しをずっと聞きながら、めったに飲めないような代物を、せっかくだからご馳走になり、そこで得られる満足感、この話しで感じる感情は、これで交換だと、久しぶりの再会を楽しもうと。

しかし、少し驚きました。世代に限らず、いや、富の差に限らず、いまは割り勘の時代が当たり前のようです。いや、僕の古くなった感覚で言えば、このような話しの後は、どちらかと言えば、僕はご馳走になる事が多かった。とても面白い。いや、自分の1食に支払うことに、躊躇するほどの年齢ではないのですが、栄華の極まるお話を聞いた後に支払う、自分の食事代というのは、これもまた、良い経験になったと。フィクションですけどね。

著者

複数のブログサイト制作と運営、イラストデザイン、3DCG制作、エッセイや短編小説、私小説などの、色々なコンテンツを制作しています。

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