MENU

当サイト(小説ブログ)内に記載されている文章コンテンツの内容は、あくまでもフィクションであり、運営者の価値観に基づいて感じたことや考えたことを文章にしています。

また、当サイト内(小説ブログ)のコンテンツはWebに関する新しい技術導入を含んだ「Web小説ブログサイト」として運用されております

伝え方が曖昧なのを承知で、お願いするのも大変恐縮ですが、なんか色々新しい技術を導入したりして検証をしているんだなと、応援していただけますと嬉しいです。

当サイト内の文章を用いてライブ配信アプリの朗読枠で読み上げたり、YouTubeなどの動プラットフォームによる朗読配信の読み上げコンテンツとして利用していただくのも全く問題ありません。そのほか、朗読関係のイベント等で、当サイトのコンテンツがお役に立てば幸いです。

もし、その時に、当サイトの紹介やURL(https://pen1.jp/)の記載が可能で、紹介していただけたらスゴく嬉しいです。宜しくお願いいたします。

当サイトのURL

https://pen1.jp

ミニスケープ社会と消灯

口から後頭部へ空気がすり抜けるような笑顔で褒められる

偉い 若いのに偉いよ ちょっと待て 言葉には魂が宿ってるんじゃないのか?

空虚 いや 空っぽのような目の奥にある無感情と乾いた言葉で感情が鬩ぎ合っている

褒められているだけで食べていけるほど 甘い社会じゃなくなったことくらいは誰だって知っている

頑張れ もう少しだ よくやったな これは素晴らしい お礼にスタート地点に戻してあげよう

ミニスケープ こんな言葉がこれほどにも似合う情景は他にないだろう

ゲームの中だけにあった世界 と思えばここにあった世界 これが住まう現実の社会

違う そこにリセットボタンはない

スペックを変えたくてもラップトップかスマホ 学びに耐えた代償の結末は歯車をぬう隙間もない消灯

平気で言葉から出る虚実を繰り返す主義 価値観 常に忍び寄るエンドゲーム

次は誰だ あの人の次は誰だ それは権力というのか? 小さな箱庭の世界 無意識に作られる細則に踊る人生

身を投げて 濡れぬ先の傘 この世界の真理は何も持たないことらしい

スケープゴートが繰り返される様を見て せめて自分を人間にしておきたいと思った

簡単だった 無情と思える感情や意識が自分の中にあるなら 他人の中にある可能性も同じだと

いつも言われていたゼロかイチかみたいな後ろ指は 他人だけじゃなくて僕も持っている

空っぽになる前に去りたくなったミニスケープ せめて自分を人間にしておきたかった

サヨナラの時だけ流される涙は 次の日と一緒に全部リセット 今日と同じ 1日が流れてく

耐え抜いた代償の結末は消灯 それ以外何もない事を知った

でも それくらいがいいのだろう いちいち背負っていたら重くなる悲しみ

それが人間の社会と言うらしい いちいち背負ってしまった辛辣な言葉は全部まとめて面倒くさくなった

そして きっと いや 全く何か事実とか真実とか関係なく また誰かが上手に歯車から外れるように繰り返す

  • URLをコピーしました!

著者

複数のブログサイト制作と運営、イラストデザイン、3DCG制作、エッセイや短編小説、私小説などの、色々なコンテンツを制作しています。







目次